中共「習近平の社会帝国主義」妄言を糾弾する


柳根一
(2017.4.24)

 

 中共の習近平が、韓国は中国の一部だったと言ったのは糾弾されて当然の妄言だ。朝貢は国家間の外交的儀典であって、ある帝国の直轄統治体制ではなかった。中国が領土が大きく乱暴だったため、周辺の国々が‘円満な関係が良いだろう’と対応したのがいわゆる朝貢だった。


 高句麗、百済、新羅、高麗、朝鮮が“われわれは中国だ”と一体化したことがない。文化的にも全く違ったし、古代には中華族と東夷族は互いに覇権を競ったこともある。広開土大王は好太王、つまり皇帝級だった。訓民正音の頒布のこきも“我が国の言葉が中国と異なるため”と説明した。中国は他国だった。高麗のときは元朝の駙馬国に転落して総督(達魯花赤)の監察を受けたが、それはモンゴル族であって漢族ではなかった。


 したがって、科学的社会主義を自任する中共の習近平がそのような妄言をしたのは時代錯誤的な、封建的残滓だ。マルクス主義には国粋主義や民族優越主義などはない。もっとも、スターリンはソ連帝国主義を作って、ティトのような民族共産主義を抑圧した。毛沢東も年を老いてからは新しい天子の真似をした。しかし、それはすべてが昔、昔、大昔のことだ。

 

 なのに、21世紀の情報化時代の今日に、中共の習近平がそのような幼稚な民族優越主義と封建的朝貢秩序を口にしたことは、彼が科学的社会主義者でもなく、マルクス主義の原則に忠実でないことを自認したわけだ。彼は古臭い反動的‘中華復古主義者’であることを表しただけだ。彼が率いる中共は結局、全体主義+中華主義+封建主義+帝国主義+大国主義+漢族優越主義+領土拡張主義+覇権主義+歴史歪曲+復古主義+反知性の国へ進んでいると言うしかない。


 われわれももはや北韓だけでなく、中共に備えるためにも核兵器を持たなければならないようだ。韓-米同盟だけが、北東アジアの勢力均衡と中共覇権主義を阻止するための最善の砦であると話になる。そして、インド、ベトナム、モンゴル、米国と共に東アジアの将来に対する共通の関心事を協議する必要もある。
 脱米入中(米国から離れ中共に付こう)を云々するわが社会の一部の阿保たちを「むち打ち100回」に処する!


柳根一の耽美主義クラブ

http://cafe.daum.net/aestheticismclub 2017.04.20 22:02

更新日:2022年6月24日