ロウソク集会の合唱曲『これが国か』の正体を報道しない朝鮮・中央・東亜日報

 

真実を報道した媒体は、趙甲済ドットコム、メディアウォッチ、ニューデーリー、朝鮮pubのみ

 

趙甲済ドットコム 金泌材

(2017.1.10)


 ロウソク集会の主題歌と言われる『これが国か』を作詞・作曲したユン・ミンソク(本名:尹晶煥)が1990年代の最大公安事件の連累者である事実を報道(2016年11月以降を基準)した国内の言論媒体がオン・オフラインをあわせてわずか4社だけであることが確認された。


 ユン・ミンソクは1984年、漢陽大学校貿易学科に入学した極左運動圏出身で建国以来最大の公安事件とも言われる‘朝鮮労働党中部地域党事件(1992年摘発)’で逮捕された者だ。

 

韓国メディアらがロウソク集会の主題歌に規定した尹晶煥作詞・作曲の『これが国か』


 彼は『金日成大元帥は人類の太陽』、『首領様にささげる忠誠の歌』、『Fucking USA』など從北・反米性向の歌を作ってきた。


 国家情報院の前身である国家安全企画部が発刊した『南韓朝鮮労働党事件捜査白書』によれば、尹晶煥は南韓内の‘朝鮮労働党中部地域党’傘下団体である‘愛国同盟’に加入して文化‧芸術担当細胞責として活動したと適示されている。彼はこのような利敵活動によって国家保安法違反などの疑いで数回も実刑を言い渡された。


 趙甲済ドットコムは、2008年の狂牛病集会の当時も尹氏が集会主題歌である『憲法第1条』を作ってからずっと彼の活動を記事化してきた。趙甲済ドットコムは、昨年11月12日付の報道(“左・右が混在する集会は、主導勢力を見るべきだ”)を通じて、ロウソク集会を主導勢力が民労総を中心とした‘民衆総決起闘争本部’であり、主題歌を作った人物がユン・ミンソクであることを報道した。


 ロウソク集会が10次まで行される間、尹晶煥の過去を報道したメディアは、趙甲済ドットコム(2016年11月12日)、メディアウォッチ(2016年11月15日)、<ニューデーリー(2016年11月16日)、そして朝鮮日報が運営するニュースサイトの朝鮮pub(2016年11月16日)だけだった。


 これらの報道の中でメディアウォッチと朝鮮pubは、独自の記事ではなく趙甲済ドットコムの報道を転載した。東亜日報、文化日報、中央日報らは、最近のロウソク集会と関連した記事でユンミンソクの行跡を報道しなかった。


 北の労働新聞、“南朝鮮のメディアらが反政府機運を盛り上げている”と報道


 平壤の党機関紙・労働新聞は2016年11月23日、“醜悪な反逆の群れを埋めてしまうための大衆的な闘争の炎をもっと激しく燃え上がらせよう”という論評で、韓国のマスコミを下記のように評価した。


 “南朝鮮のメディアらが‘朴槿恵・崔順実醜聞事件’の内幕を連日暴いて広く報道している...(中略)各界の闘争消息らを迅速に伝え‘反政府’機運を高めている”と言い南韓のメディアらを絶賛した... 。(中略)南朝鮮での今回の超大型の政治醜聞はメディアらによって最初に暴露された。”


 労働新聞は、“不義と暴力、威嚇に屈しない良心的な言論人たちによってその全貌(注:崔順実事件)が日々暴かれている。南朝鮮のマスコミらのこのような報道活動は、正義と真理の代弁者、時代の先覚者としての責任と役割を全うしようとする正当で義の行動だ”と称えた。


 朝鮮労働党機関紙がこのように南韓の言論媒体を称える理由の一つは、尹晶煥の正体を隠しているためではないだろうか。朝鮮労働党に不利な記事は書かず、朴大統領に不利な記事は大いに書くメディアらの精神的故郷はどこか。


www.chogabje.com 2017-01-04 20:56

更新日:2022年6月24日