‘保守より先に焼き払うべき'韓国の6大既得権勢力


 法、常識、そして牽制が効かない特権集団のために被害を受けているのは企業家、軍人、警察、権力のない庶民、誠実な納税者、遵法者など


趙甲濟

(2017.1.4)


 改革の対象になるべき韓国の6大既得権勢力:傲慢な国会、政治検察、扇動メディア、貴族労組、左傾NGO、地方自治体の長たち。文在寅式に言えば彼らこそ‘保守より先に焼き払うべき'勢力だ。


  基準:法、常識、そして牽制が効かない特権集団。


  上記特権層の犠牲者:企業家、軍人、警察、力のない庶民、誠実な納税者、遵法者など。


 参考資料:国会は‘ならず者の集団’か(證人)

 

 昨日(12月6日)開かれた企業家たちを呼んでの国会聴聞会は予想通りだった。威圧的態度、国会議員という者たちの傲慢さは見ていられなかった。その中でも大韓民国で最も多くの人を雇用し最もたくさん税金を納めている三星グループのオーナーを多数の議員が攻撃し続けるのを見て本当にどうしようもない人間たちだと思わざるを得なかった。結局、引き出した答えは“全経連から脱退、未来戦略室の解体”の約束だ。これが国家と国民にどのように寄与しどういう意味があるのかは分からないが、(三星から)その約束を引き出した方法がチンピラと変わらなかった。


 企業らの活動になぜ国会議員たちがあれこれとくちばしを入れるのか。もし違法があれば、検察や警察が法的に対応するはずで、税金関係が不透明なら国税庁が対処し、あらゆる企業活動に対する管理制御はシステム化されている。なのに、国会議員たちが勝手に法を作っては忙しい人々を呼んで部下でもあるように責め立てるのが常識的なのか。


 大韓民国では何事でも国会議員たちが要求する通りしたら全部駄目になる。何もせず遊んで食べている国会議員たちが、体が二つでも足りないほど忙しい企業家たちを呼んで何をするのか。呼ばれてきた人々は韓国の代表的な企業家でかつ世界的な企業のオーナーたちだ。短時間に築き上げた企業たちでない。長い間、数多くの生存戦争を経て今日の地位を築いたのだ。運よく国会議員バッジをつけたと彼らの前でくだらない指図する対象でない。国会議員たちは自ら賢く清廉と自信があるのか。


 もちろん、企業たちも成長の過程で問題もあったと私も思う。企業も人が経営するものだから生存と成長の過程で逸脱があり得る。だが、世の中に恥ずかしいことがまったくなかった人が果たしているだろうか。彼らの企業もその中に今まで一部の逸脱があらわになって過酷な代価を払ってきた。いつまで罪人として扱いするつもりか。もういい、もう放っておけ。


 昨日の公聴会を見ながら改めて感じたのは、この国では‘うまくやっている奴をなぜ懲らしめようとするのだろうか’ということだ。私の目には、怒鳴る人々より頭を下げて聞いている人々がもっと立派に見えた。怒鳴りつける人々はいなくても構わないが、叱られた人々は大韓民国に欠かせない人々ではないか。尊重されるべき人々が受難を受け、謙虚であるべき人々が傲慢なのはあまりにも理不尽な風土と言わざるを得ない。


 特に印象的だったのは‘私より良い人がいれば経営権を渡す’と言った李在鎔三星グループ副会長の言葉だった。‘私がやらねば’、また‘私でなければ駄目’と言わず、自分より良い人を探しているのだ。これは貪欲と組み分けになれた人々の頭からは出ない発想だ。こういう思考こそ会社であれ国であれ人類社会発展の原動力でないか。この一言で李在鎔は三星グループを導く姿勢ができていると思われる。


www.chogabje.com 2016-12-08 04:45

更新日:2022年6月24日