愛国・太極旗示威隊は国会へ進撃して占領せよ!


風雨

(2016.12.21)


 12月17日、憲法裁判所一帯で行われた愛国市民総決起大会は安国駅一帯から楽園商店街までを太極旗の波で覆った。主催側推算で百万人のデモ隊は太極旗を持って行進しながら‘弾劾無効’と‘国会解散’を叫んだ。ロウソク示威を凌駕する、従北勢力に愛国勢力の威力を十分に示した太極旗示威だった。

 

 雲のような群衆、熱い喊声が道路を埋め、道路は巨大な川になって太極旗と怒りが波打っていた。罪のない大統領弾劾、虚偽報道を日常的に行うメディア、国民のレベルに及ばない低質政界、このようなことへの絶望感、そういうことを傍観してきたという自責の念、そういうすべてを覆したいという覚悟のようなものが混じって川は怒涛のようだった。


 だが、どうしよう。市民たちの喊声は高かいがそれは卵のようで、腐った政界は岩のようだ。どの英雄が現れてこの怒りを改革のエネルギーへと転換させてくれるのか。市民たちが自発的に集会に参加したのは、主催側のためでもなく、大統領の無事安逸を救うためでもない。世の中に対する怒り、今の世の中を変えるという熱望の表出だ。


 太極旗を振って道路を行進し、喊声を上げて果たしてこういう行動で世の中を変えることができるだろうか。従北勢力に対して、われわれも行動するという威力示威にはなっても、大統領の弾劾棄却への世論形成の一滴は加えられるかも知れないが、あのどうしようもない国会議員たちへの警告にはなっても、あのメディアや政治家たち、既得権の堅い世の中を覆す致命傷にはなれない。


 憤怒が川になって怒涛のようにあふれたが、いざ目標はない。百万の正規軍が完全軍装はしたが、いざ突撃すべき高地がない。太極旗を振り行進して喊声を上げるのは目標でない。青瓦台の近くで大統領を慰めるのも、憲法裁判所の前で弾劾無効を主張するのもなおさら目標ではない。


 今回の崔順実事態の主犯は、虚偽報道のメディアや破廉恥な政治家たちで、彼らによって弾劾事態は触発された。大統領弾劾事態の核心は、崔順実事件ではなく、虚偽・歪曲による弾劾である事実に焦点を合わせねばならない。弾劾された大統領は巨額を横領したわけでもなく、国を売り飛ばしたわけでもない。ところが、弾劾をした国会には反逆者、共産主義者、前科者、チンピラたちがうじゃうじゃする。


 今回の事件の核心は“汚い国会議員たちがきれいな大統領を弾劾した事件”だ。それで、百万大軍の怒りは国会を向かわれねばならず、憤怒のエネルギーは喊声を上げるのではなく、国会を掃除するのに使わねばならない。百万大軍は、光化門を歩いてから家へ帰るのではなく、国会に向けて進撃せねばならず、国会を占領せねばならない。


 国会を占領して国会解散を宣布するのだ。国会議員たちは、口さえを開ければ国民が主人であると言ったではないか。その主人たちが主人の命令で従業員たちを解雇するのだ。彼らの罪目は、国民が選出した大統領を虚偽事実で弾劾し、国政を壟断し、彼らの主人を馬鹿にした罪だ。国会が解散を拒否したら、国民が国会で座り込みをするのだ。泥棒たちが去るまでそこで食べそこで寝るのだ。国会の主人である国民が議事堂を接収するのだ。


 抵抗する国会議員の何人くらいは足を折っても構わない。国会議員たちがあくまでも退去を拒否したが議事堂に火をつけて追い払うのだ。これが革命的なのだ。文在寅は保守を焼けてしまうと言ったが、国民が自分の所有物である国会議事堂を焼けてしまうことは簡単だ。金正日の子分だった文在寅も革命をするという状況で、国民が汚れた国会議員たちを相手に革命をするのは当然の義挙だ。


 釜山の東義大学校の学生たちがシンナーを撒いて警察を焼死させた事件を覚えているか。その殺人者たちは民主化有功者となった。国民たちの革命は、国会議員を殺すことでもなく、国会議事堂から盗賊たちを追い払うことだから、あの‘民主化運動’に比べれば何と立派な革命だろう。


 光州の5.18暴徒たちが武器庫を襲い全羅南道道廳にダイナマイトを設置し、軍と警察に銃を撃ったことを覚えているか。その殺人犯と暴徒たちは皆‘民主化有功者’となった。国民たちの革命は、光州5.18の暴徒たちのように国会議事堂を爆破し国会議員たちに銃を撃つのではない。国会議事堂の所有主として不法占有者を追い出し、国会議事堂を引き受けることだから、何と高品質の革命だるうか。

 

 国民たちよ、川のように汝矣島へ行こう。汝矣島に行けば、赤たち、前科者、チンピラたちが集まって狂乱の踊りをしならがわれわれの大統領は‘ふしだらな女’扱いをながらも、金正恩には委員長という呼称を必ず付けて礼遇しろという狂気の沙汰が横行する所、大韓民国のすべての混乱と不正が孕まれる所があるが、それが汝矣島国会議事堂だ。国民よ、怒涛のように押しかけてゴミを清掃しよう。


 大統領を弾劾から救うのは一年の計で、国会議事堂の悪党たちを掃除するのは百年の計だ。汝矣島の汚れゴミを片付けなければ、われわれが選んだ大統領たちはこれからも倒れて降りて自殺する。国民の皆さん、今や汝矣島の悪党たちを一掃してこの悲劇を終わらせよう。


 いつだったかわれわれが危うくなるたびに戦車を持ってきた超人はもう来ない。川のような太極旗が前進する戦車であり、波打つ怒りは轟音を出すキャタピラだ。国民たちよ、われわれが戦車だ、憤怒の戦車で汝矣島に突撃しよう。国会議事堂を占領して国会を解散させよう。それだけが国を救う道だ。


www.systemclub.co.kr 2016-12-19 02:10

更新日:2022年6月24日