文在寅が主張する南北平和体制の本性

マントス

(2016.10.14)

 

1.文在寅は南北停戦体制を平和体制に変えようとする


 文在寅は2012年7月、南・北韓が1953年以降維持してきた停戦体制を2013年にその60周年のになる年に大統領になって平和体制に変えると自分の抱負を表明した。韓半島と同様に南・北が自由民主主義と共産主義勢力によって分断された南・北ベトナムが、共産主義勢力の粘り強い戦略でついに1973年、(パリ)平和協定を結びそのわずか2年後に南ベトナムは悲惨に敗亡しベトナム全域が共産主義で赤化統一された歴史を文在寅も覚えているはずだ。なのに、彼は大韓民国を南ベトナムのように敗亡させようとした。


2.文在寅は北韓の共産独裁世襲体制が悪魔的集団であることを知っている


 解放後、金日成共産主義集団が大韓民国を倒し韓半島を赤化統一するため起こした6.25南侵戦争をはじめ大韓民国に向かって数えきれないほど多くの殺人・破壊・侵略行為を犯し、その悪魔的蛮行は今も変わってうないことを文在寅はあまりにもよく知っている。その金日成王国がついに核兵器で武装し韓国を脅していることを文在寅は知っている。


3.文在寅は大韓民国体制維持より北韓悪魔集団の崩壊を心配する

 文在寅は2012年、大韓民国の大統領になると気炎を吐きながら、なぜ彼の言動はすべてが北の金日成王国が喜ぶことばかりだったのか。彼が言った黄海のNLL海域での緊張緩和だの南北間の平和体制転換だのはいくら言い訳をしても、大韓民国としては自ら取り上げる理由など全くなく、そういう主張を続ける文在寅の言動がすべて北側の主張を代弁する内容である事実に私は驚きを禁じえない。世襲独裁共産主義体制が南韓を赤化させられなかったら、北の悪魔集団はもちろん、文在寅とこの地の従北勢力が皆、彼らは犯してきた大韓民国への罪を問われることに恐怖感を感じた者らの言動と見るしかない。


4.文在寅の胸の中に李承晩の大韓民国はない


 済州海軍基地建設に必要な2013年度予算案が2012年12月9日、民主統合党の反対のため国会国防委を通過しなかったのに、文在寅民主党候補はこれを事前に知って済州島を訪問して海軍基地の全面見直しを約束した。盧武鉉政府で大統領民情首席と秘書室長職を務めた文在寅が、盧武鉉の国策事業を後から民主的な手続きを云々しながら、済州島の従北勢力らに全面見直しだと叫んだとは、文在寅の胸の中に大韓民国と国民があるか疑わしい。「共に民主党」と「国民の党」と「正義党」、統進党(今は解体)をはじめ、在野の従北勢力や彼ら感染したゾンビ族だけが彼の胸の中に残っていると感じる理由だ。


5.文在寅、白樂晴、靑和、咸世雄、金祥根、吳宗烈、郭魯炫、李海瓚はすべてが從北の家族


 「希望2013勝利2012円卓会議」という骨髄の元老従北主義者グループに文在寅は欠かせない。そのグループは文在寅と安哲秀の候補一本化を促す声明を発表し、文在寅は元老たちの心を十分理解しその決定に従うと述べた。「円卓会議」の核心メンバーである白楽晴ソウル大名誉教授、青和僧侶、咸世雄神父、金祥根牧師は、ソウル市教育監選挙のとき郭魯候補と朴明基候補の一本化も仲介した。郭魯炫が候補買収罪で大法院で有罪確定を受けて教育監の職を失って再選挙になっても「円卓会議」の元老たちは皆が破廉恥にも知らんぷりをした。


 円卓会議はまた4年前の総選挙で民主党と統合進歩党の野党連帯も仲裁し、統進党は野党連帯のおかげで13議席を得て第3党に跳躍し、主体思想派勢力に議会への進出を許したのだ。彼らの面々を見れば、文在寅が何を考えて大統領を狙うかは誰でも分かる。従北左翼勢力のドン・白楽晴、間諜とパルチザン墓地を造成した赤僧侶の青和、国家保安法撤廃・米軍撤収・連邦制統一に命をかけた咸世雄神父と金祥根牧師、韓国進歩連帯の骨髄まで従北主義者の呉宗烈が主要メンバーで文在寅と李海瓉もそのグループのメンバーだったという。


6.文在寅の「南北平和体制」は敗亡した南ベトナムの「パリ平和協定」と一卵性双生児


 “北ベトナムは一方では和平交渉、もう一方では対南工作で執拗に共産化戦略を追求した。1973年1月27日、ついにベトナム戦が終息された。キッシンジャーは北ベトナムに40億ドルをあげて(パリ)平和協定書という紙切れを買った。だが、それは偽の文書だった。北ベトナムが休戦協定を破棄すれば直ちに米海空軍力が介入して北爆を再開すると固く約束した。しかし、1975年1月8日、北ベトナム軍18個師団が南ベトナム総攻撃に投入されたが米軍は現れなかった。サイゴン陥落後、南ベトナムの軍人と警察は収容所に連行された。公務員、指導層、ジャーナリスト、政治家たちは「人間改造学習所」に収監された。反政府、反体制運動をやった教授、宗教人、学生、民主人士は例外なく全部処刑された。”


7.文在寅の平和体制主張は駐韓米軍撤収、国家保安法撤廃、連邦制赤化統一への陥穽


 文在寅は南ベトナムの敗亡歴史を知らないはずがない。北ベトナムのベトナム赤化の最大課題が南ベトナムから米軍を撤退させることだったこともよく知っているはずだ。文在寅は今、停戦体制と駐韓米軍のため北の悪魔集団の体制維持が脅威にさらされていることを誰よりもよく知っている。それで、その停戦体制を平和体制へと南・北が合意することで、米軍の韓半島駐屯の名分を奪い、自分を育ててくれた盧武鉉がやった「韓米連合司令部解体」の後も、永遠に米軍を追い出そうと目論んでいるのだ。


 この途方もない陰謀を平和として偽装している文在寅、自由ベトナムのように大韓民国が赤化されて数千万の国民が死に韓半島が地獄に変わることは今も望んでいるかを、19代大統領を夢見て東奔西走する今、国民に最優先的に明かすべきだ。金大中と盧武鉉は逆賊謀議を隠して大統領になって大韓民国を駄目にしたが、文在寅、あなたもその凶悪な犯罪で自由民主主義の大韓民国を地上から永遠に消すつもりか、国民の前で明示せよ。


www.systemclub.co.kr 2016-10-07 06:07

更新日:2022年6月24日