中国は北核の背後であり共犯だ

 

大韓民国はこのままでは滅びる。非常な決断が必要だ。

李江湖

(2016.9.12)


 今日(9月9日)、北の核実験ニュースに接し“私はとっくに知っていてもどのくらい生きて、こんなことはいずれは起きるの”といったバーナード・ショーの墓碑銘が思い出される。韓国は今‘対応の核武装’どころか、THAADという最小限の防御システムを建設することすらあらゆる是非が起きている。今のままでは大韓民国の墓碑銘に“私はいずれはこんなことが起きると思った”と書くつもりか。


 核実験を重ねてきた北韓が連日ミサイルを発射しても中国はとにかくTHAADは駄目だと無理強いをする。中国は北側の今回の核実験に対しては何というつもりか。またも“核は許せないだの云々”するだろうが、それがどれほど卑劣な言動なのかが分からないと知らない方にも責任があると言うしかない。

 中国が北の核開発を幇助、黙認してきたことに異論の余地がない。これまでの経過が証明する。中国は北に対して事実上の生命線を握っている。他のすべてはさておき、エネルギーの供給を中断すれば、北韓は壊滅的な打撃を受けるのだ。しかし、中国は一度もそのような決定的な圧迫を加えなかった。


 中国の対北制裁はいつも制裁の真似だけでうやむやに終わった。これが去る20年間余り繰り返されてきた。中国は北核を必ず阻止すべき問題として扱わず、米国と大韓民国に対して利用する国際政治的なテコとして活用してきた。結局、中国は北核の事実上の背後であり共犯だ。


 習近平は北側の前回の核実験のとき、朴槿恵大統領のホットライン通話要請を黙殺した。そうしながらTHAADの配備と関連してはわれわれ大韓民国を陵辱している。ところが、その中国のラッパ手としてTHAA反対に熱を上げる者らが大韓民国で政治家にふりをしている。


 外では敵がわが国を脅かし冒涜しているのに、国内ではそれに付和雷同する者が暴れている。このような状況でもこの国が保てると信じるなら世の中を馬鹿にしているというしかない。このままでは滅びる。非常な決断が必要だ。


www.chogabje.com 2016-09-10 00:34

更新日:2022年6月24日