中国軍の解放軍報、(韓・日の)“THAADは1時間以内に焦土化できる”と公言

                              (2016.02.24)

TV朝鮮の画面キャプチャ

 

 韓米両国が高高度ミサイル防衛体系(THAAD)の駐韓米軍への配置を議論している中、中国人民解放軍の機関紙である『解放軍報』が“中国空軍が1時間以内にTHAADを破壊することができる”、“THAADを壊滅させる最も確実な方法は、爆撃機から巡航ミサイルを発射すること”と主張した。


 他の官営メディアらも“恩を仇で返す”などの論調で韓国に対する圧迫を高めながら、韓半島有事の際、中・北国境地域を担当する中国軍の訓練光景を放映し、THAADへの不満を露骨に表わしている。


 次はTV朝鮮の報道


[アンカー]


 中国人民解放軍の機関紙が、THAADを1時間で破壊できると主張して論難の的になっています。中国が最近、官営媒体らを動員して軍事力の誇示はもちろん、直接的に韓半島を圧迫するなど、圧迫の度を超えていると分析されます。チョ・トクヒョン記者です。


[レポート]


 “1時間でTHAADを焦土化することができる”
昨日、中国のニュースポータルの新浪網のある軍事媒体は、中国人民解放軍機関紙の報道を引用して“THAAD体系を壊滅させる最も確実な方法は、爆撃機から巡航ミサイルを発射すること”としながら言った主張です。


 『中国解放軍報』も中国の新型戦略爆撃機・轟K編隊の長距離爆撃訓練を詳細に報道しながら、“韓国に配置されるTHAADと日本のミサイル防衛体系を1時間以内に焦土化することができる”と報道しました。


 最近、中国は大陸間弾道ミサイル・東風-31の発射光景や韓半島有事のとき中・北国境地域を担当する第39集団軍の訓練光景をマスコミに公開しながらTHAADに対する不満を露骨に表わしました。


 中国共産党の環球時報も昨日、“韓半島のTHAAD配置によってどういう影響が来るか恐ろしくないか、恩を仇で返そうとする”と非難の水位を高めました。


 中国がTHAADに対する反対を確実に表明しただけに武力公開を通じての圧迫示威は続くと見られます。


www.chosun.com 2016.02.23 11:02

更新日:2022年6月24日