安哲秀と文在寅の絶望的な安保観

アメとムチの中で飴だけを主張する。

金成昱()自由連合代表

(2016. 1.12)

 

1.金正恩の4回目の核実験後、対北拡声器放送を再開したことに対して文在寅「共に民主党」代表はこう言った。

“開城工の出入り制限南北中拡声器放送再開は北核問題解決の根本的な策になれない。ややもすると、南北間の軍事的緊張を高め、ただでさえしい経済不安を幅させる結果をもたらし得る。最も良い装置は北が核を放棄するようにすることだ。足りず過ぎずの賢い策が必要だ。(18)

水素爆弾と宣言した。北側の核兵器の小型化・軽量化多種化が目前だ。国家の生存がかかった現存する脅威の前でいつものように他のことのように言った。“最良の装置は北が核を放棄するようにすること”というが一体どうしようということか。対話- 協商- 支援の輪をまた回そうと言うのか。

「共に民主」党は国会の決議案の議論の過程でも‛北放送再開'の表現に反し、‛北韓局との対話を要求した。最近、外交安保門家として迎え入れた李秀赫元外交通商部次官補は17日、ラジオのインタビュで、“われわれがなぜ(北韓を)核保有として認めてはならないと思いますか”と言った。李氏は、北韓を核保有と認めた後、韓に起る災殃はどうするつもりか。

2.北側の初の核実験(2006109)から10年間確認された簡真実はこうだ。対話- 協商- 支援を通じての核兵器の棄は不可能だということだ。

金大中盧武鉉政権だった19982007年間、韓政府から北韓政695,950万ドルが流れた(非公式額は抜いた値だ)。北韓住民の23年分の食糧購入費だが、北側は軍事費支出だけを3倍以上やした(出典:military balance)。統一部の統計によれば、2006年の対北支援が史上最も多かった。食糧借款を除いた2006年の対北支援29,828万ドルで、韓貨で3,578億ウォンに達した。要するに韓のお金で軍事費の支出をやし、韓が最もお金をえたその年に核実験で成功した。

狂犬には棒がだ。北側を力で抑えたときにのみ平和があった。北側の主要な挑221件を分析した資料によれば1980年以降、北側の挑は金泳三政(年平均4.8/24)>金大中政(4.6/23)>盧武鉉政(3.4/17)>盧泰愚政(2.4/12)>全斗煥政(2.25/18)の順だ。北側にお金を与えたら、むしろ挑発が増えたという統計だ。

 

史が教えてくれるもう一つの真実はこうだ。○北側は絶に核を放棄値ない。○北側は核ミサイル実戦配備を目標として一貫した努力してきた。○北側はここ10年間、4回の実験を通じて核ミサイルの実戦配備にかなりの進展をなした。○北側は遠からず核ミサイルの実戦配備を完成する。○を通じての北核の棄は不可能だ。

3.遺憾なことだ。新しい政治をやるという安哲秀の「民の党」の立場も同様だ。昨日出た北核糾弾声明はこうだ。

“北韓の無謀な核実験は韓半島の平和と南北係を脅かす行為であり、断固として反対し糾彈する...金大中政府は丈夫な安保が太陽政策の最優先だった。盧武鉉政府は北核不容を北政策の先に立てた...交流協力を放棄しないながらも丈夫な安保と北核解決のために一貫した努力を傾けた。”

“すでに西海は雲が漂う決の海で、非武装地は最大の戦争地域になっている...丈夫な安保と北核問題の解決を含む韓半島平和體制の構築のための大胆な努力と想の換が必要だ...丈夫な安保と北核不容を基本にして平和體制の構築のための対話と努力を新たにすることが必要だ”

北核を容認しないのは然なことだ。ところで、どうしようということか。キドは‛交流協力‛対話と努力'だ。アメとムチの中で飴だけを言う。存の南北係の真実を全部否定している。こう言いながら、「経済は進歩」、「安保は保守」という宣伝が妥当か。

4.北のような異常体制に対しては固とした対応が挑を抑えられた。固たる対応は、際社会への依存性を捨てることから出発する。自主的意志を持ってこそ韓も一人前の家として待遇される。奴隸根性を持てば奴隷の暮らしだけがある。

開城工から根本的に見直さねばならない。開城工は北韓の閉鎖を崩す‛チョコパイを作れなかった。核開発費用を提供する体制支援や金氏王朝支援の手段に落した。開城工をあのように置いては、中に対して“エネルギーと食糧を止める”と言えない。

キルチェ(kill-chain)、韓型ミサイル防御体系(KAMD)、高高度ミサイル防御体系(THAAD)だけでも足りない。北側の‛第二撃'のとき標的になる韓側の施設と地点を保護する水準だ。イスラエル式の予防的打を含めて、核ミサイル施設の精密打、キュバ式の北全面封鎖、北韓と取引する第3企業への制裁、対北放送や民統線での対北ビラ散布などの心理強化し、そのため北韓人法を制定しなければならない。さらに自衛的核武装など圧迫手段は多い。われわれの断固たる意志と剛毅が北側の誤判を防げる現的な力になる。

‛北をなだめてこそ平和がという間違った公式を言い張る人々が政治とマスコミを牛耳る限りは衰退する。無力、無生物の政党であるセヌリ党の身動きも徹底的に制限される。祖國が死に向かうか、それとも生き残る最後の望みを掴むか、われわれは岐路に立っている。

 

http://libertyherald.co.kr 2016-01-08 20:38

更新日:2022年6月24日