北側の4回目の核実験が強いる韓国の選択
金氏王朝の体制崩壊の外に現実的解答がない。
金成昱
(2016. 1. 7)
北側の4回目の核実験が水素爆弾の実験であるかどうかが議論になっている。だが、この問題は学術討論の対象でない。国家の生存問題だ。水素爆弾実験であれ水素爆弾の起爆装置の実験であれ既存の原爆実験であれ、いわゆる核兵器の小型化は完成したと見るべきだ。どう見ても、北側が原子爆弾を小型化してミサイルに装着して実戦配備、韓国を射程に入れていることは事実と思われる。また、中国が主導した「6者協議」は北の核武装を助けた国際詐欺であった事実と、中国に頼んで北側の核問題を解決できると考えるのは妄想であることが確認された。
北側は体制の運命をかけて何百万を餓死させながら開発した核兵器を必ず使用する。政治的に使用するか、軍事的に使用するかの問題であるだけだ。最も現実的な状況は、実戦配備した核ミサイルを利用して、核の前で武装解除状態である韓国に局地戦の強度を高めていくことだ。
朴槿恵大統領は、われわれが直面した状況を正直に国民に報告し、挙国的核安保体制の構築を宣言せねばならない。まず、THAADの配備を宣言せねばならない。韓日軍事情報交流協定を早く締結すべきだ。核シェルターを建設し民防衛訓練をしなければならない。撤退させた米軍の戦術核を韓国に持ち込むか、核ミサイル搭載潜水艦を韓国近海に常時配置するか、金正恩に明確なメッセージを送らなければならない。‛木箱地雷事態’で成立した‛南・北の8.25合意’は破棄された。非正常的状況に戻ったため対北心理戦を再開せねばならない。
国民にも大統領にもいまは真実の瞬間だ。真実を語り真実を直視してこそ解答が得られる。金氏王朝の体制崩壊の外に現実的解答がないことを悟って金正恩政権を崩壊させることに国家の総力を注ぐべきだ。
http://libertyherald.do.kr 2016.01.06 22:54