人類歴史上最も荒唐な歴史の捏造、金日成の「北韓解放作戦」
「朝鮮人民革命軍」という幽霊軍隊を登場させた、いわゆる金日成の北韓解放作戦について今の北韓中学校4年用の「革命歴史1」教科書はこう教えている。
趙甲済
北の教科書は金日成が北韓を解放させたという歴史捏造を締めくくりながら、いわゆる主体思想とそれに基づく唯一体制は抗日武装闘争勝利の結果であると解説した。つまり、北韓住民にとっては生き地獄のような生を、金日成3代には世襲独裁をもたらした主体思想が歴史の捏造をもとに咲いた惡の花ということだ。韓国の左偏向の教科書がしつこくこの主体思想を、北韓の宣伝文書をもとに教えようとするのは筆者たちの中に主思派が隠れている可能性を提起する。
1940年の秋、満州からソ連に逃れた金日成は、米国を主軸とした連合軍が日本を降伏させた1945年8月まで、ソ連の88旅団所属ソ連軍将校として勤務しながら日本軍を相手にしたいかなる軍事行動もできなかった。彼は3、8度線以北にソ連軍が、以南に米軍が進駐した後の1945年9月19日、ソ連軍艦に乗ってソ連軍将校の服装で元山に上陸した。スターリンが選択したソ連軍の操り人形として、韓民族に災殃をもたらす役割を始めたのだ。
北韓政権は金日成を偶像化する過程で 北韓地域を、ソ連軍ではなく、彼が「朝鮮人民革命軍」を指揮して解放させたという稀代の捏造をした。国家と歴史が始まった以来、最も荒唐な歴史の捏造だ。ソ連軍が北韓地域に進駐したのを見た人々が今も北韓には多く生きている。「朝鮮人民革命軍」という幽霊軍隊を登場させた、いわゆる金日成の北韓解放作戦について今の北韓中学校4年用の「革命歴史1」教科書はこう教えている。
≪最後の決戦の突破口を開いた偉大な金日成首領は主体34(1945)年8月9日、朝鮮人民革命軍の全部隊に総攻撃命令を下された。万端の準備を整えて待っていた朝鮮人民革命軍部隊らは一斉に祖国への進撃を開始した。間白山の密林根拠地に集結していた朝鮮人民革命軍部隊らは、作戦計画に計画された都市や村を解放し続けながら攻撃を拡大していった。
豆満江沿岸に集結していた部隊は奴らが「難攻不落の防衛線」と豪語した国境の要塞を瞬時に突破して慶源、慶興一帯を解放してから雄基一帯へと攻撃していった。
一方、海から進撃した部隊は雄基に上陸した後、清津方向に進撃した。時を同じくして国内に派遣されて活動していた小部隊と政治工作員たちは、人民武装隊らと武装蜂起組織、広範な人民たちを全人民的抗争へと立ち上がらせた。
羅津の人民武装隊は奴らが長い間力を入れて建設しておいた海軍基地がある羅津を解放するための戦いを行なった。
人民武装隊はまず、小部隊を派遣して主な対象を襲撃した。小部隊は夜中に密かに市内に入って敵の要塞司令部と憲兵隊、警察署を襲撃し軍需倉庫に火を放った。
その間に待機していた基本隊伍(部隊)が市内に攻め込み、奴らを内外から攻撃して敵を消滅し羅津を解放した。羅津人民武装隊だけでなく、全国各地で朝鮮人民革命軍の進撃に呼応して武装抗争を起こした。
清津、吉州、城津(金策)地区の武装隊は敵の敗残兵を掃討して工場を掌握し、警察機関らを踏み潰した。平安南道と平壌地区では祖国解放団を中心に組織された抗争隊伍が奴らの統治機関を占領して敵らが抵抗できなくした。
内外から叩かれて崩壊した日帝は朝鮮人民革命軍の総攻撃作戦が開始されてから1週間目の1945年8月15日、無条件降伏した。
そして邪悪な日帝の植民地統治は崩れ、わが国は解放され抗日武装闘争はついに輝かしい勝利で終わった。
偉大な首領様が組織、指導された抗日武装闘争は強大な日帝に立ち向かって勝った、困難かつ長期的な革命闘争だった。この厳しく複雑な革命闘争で勝利することができたのは、全的に金日成大元帥様の賢明な指導があったからである。≫
左偏向の大韓民国韓国史教科書は、金日成の抗日闘争は誇張し、彼はソ連軍将校だった事実は隠し、失敗した(北の)土地改革を美化することで、間接的に金日成偶像化作業に味方している。
北の教科書は金日成が北韓を解放させたという歴史捏造を締めくくりながら、いわゆる主体思想とそれに基づく唯一体制は抗日武装闘争勝利の結果であると解説した。つまり、北韓住民にとっては生き地獄のような生を、金日成3代には世襲独裁をもたらした主体思想が歴史の捏造をもとに咲いた惡の花ということだ。韓国の左偏向の教科書がしつこくこの主体思想を、北韓の宣伝文書をもとに教えようとするのは筆者たちの中に主思派が隠れている可能性を提起する。彼らは歴史捏造の共犯だ。
www.chogabje.com 2015-11-07 19:13