北の核武装を助けた反逆者たちを探し出して殺せ!
“北核を助けた者たちを殺せ”という世論が形成されれば韓国は活路を見出すだろう。逆に“核を持った北韓政権が要求する通りやってあげよう。これが平和共存だ”という世論が主流になれば大韓民国は中国と北韓に従属し、韓米同盟は解体され、自由と繁栄、自主と独立を失うことになる。
趙甲済
米国は1953年、ユリウス·ローゼンバーグ夫婦をスパイ罪で死刑した。夫婦は共産党員だった。科学者であるユリウス·ローゼンバーグは、核兵器開発に必要な技術情報を収集してソ連情報機関に提供した。1951年4月、2人に死刑を宣告したアーヴィング·カウフマンの判事は厳しく論告した。その要旨はこうだった。
“私は被告人の犯罪が殺人よりもっと悪質だと看做す。殺人は被害者だけを殺すが、貴方たちはロシアが科学者たちの予想よりも1年早く核実験ができるように助けた。そして韓国で共産主義者たちが侵略戦争を行って5万人以上の犠牲者が発生し百万人以上の無辜ない人々が被告人たちの反逆によってもっと被害をこうむるかも知れない。被告人たちの反逆は、歴史の流れをわれわれに不利な方向に変えた。われわれが核兵器の攻撃に備えて民間防衛訓練を毎日やっているという事実が被告たちの反逆の証拠だ。ユリウス·ローゼンバーグが主犯であることは明確だが、妻のエデル·ローゼンバーグにも責任がある。成年女性として夫の醜い犯罪を防ぐどころか激励し助けた。被告たちは目的達成のための信念のために自分たちの安全だけでなく、子供たちも犠牲にさせた。理想を達成するための愛が子供たちへの愛より大きかった。”
ローゼンバーグ夫婦は米国で人を殺さなかったにもかかわらず死刑が執行された唯一の例だ。控訴状は、被告たちが米国を危険にする意図を持ってスパイ行為をしたとは主張しなかったが、カウフマン判事はソ連が米国の生存を脅かす存在であり、被告はマルクス主義者たちが世界革命を通じて資本主義を破壊しようとする目的を持っていることを知っていたのが確実であるため反逆罪と断定した。
もはや、北韓政権が核爆弾を小型化してミサイルに装着、実戦配備したことが確実視されている。韓国は核ミサイル防衛網がない。今夜でも金正恩が核ミサイル発射ボタンを押したら、大韓民国は終末を告げ、数百万人が死ぬ。それでも、サードなどミサイル防衛網を作ってはならないという主張が出る。このような主張をする人々の履歴を見ると北韓政権の核開発を庇護した場合が多い。
韓国は生殺与奪の権を敵に渡したことで国家生存の危機をもたらした。核兵器の前で裸の存在になった。核ミサイルの實戰配備が公式化するとき、国民の怒りがローゼンバーグを死刑台に送った米国のように沸騰するだろうか?“北核を助けた者たちを殺せ”という世論が形成されれば韓国は活路を見出すだろう。逆に“核を持った北韓政権が要求する通りやってあげよう。これが平和共存だ”という世論が主流になれば大韓民国は中国と北韓に従属し、韓米同盟は解体され、自由と繁栄、自主と独立を失うことになる。奴隷の生か自由人の生かの岐路に立った。
北韓の核ミサイル實戰配置は以下の反逆者たちの助けがなかったら不可能だったかここまで早かったはずがない。
1.北韓の核およびミサイルの開発に資金と技術を提供した者。
2.北韓の核開発を阻止しようとした米国など国際社会の努力を計画的に妨害した者。
3.北韓の核開発を弁護して愛国者たちを攻撃した者。
4.北の核実験後も、われわれが核ミサイル防衛網を作れないようにして敵に核使用を誘惑する者
どの国でも上記の罪に該当する者らは反逆者として斷罪される。カウフマン判事の論告のように核スパイは殺人者よりもっと危険で有害だ。反逆者を知っていながら監獄に送るか殺せない国は解体されるべきだ。
昨年の12月19日、憲法裁判所が統進党を解散させたとき、安昌浩と趙龍鎬裁判官は決定文の補充意見を通じて、大逆行為を赦せない理由を明らかにした。
<‛われわれとわれわれの子孫の安全と自由と幸福’の基礎である自由民主主義の存立そのものを崩壊させる行為を、寛容という名で無制限に許可するわけにはいかない。カッコウはモズの巣にこっそり卵を産み、これを知らないモズは丹念に卵を抱いて孵化させる。しかし、卵から孵化したカッコウの雛はモズの卵と雛を全部巣の外に押し出してから巣を独占してしまう。巣からカッコウの卵を発見して適切な措置を取ったモズは自分の種族を保存するが、巣にカッコウの卵をそのまま置いたモズは逆説的に自分の雛を全部失ってしまうのだ。
被請求人の主導勢力によって掌握された被請求人政党が進歩的民主主義体制と北韓式社会主義体制を追求しながら大韓民国の自由民主主義体制を否定し、その転覆を図る行動はわれわれの存立と生存基盤を破壊する、いわゆる大逆行為でありこれに対しては不赦の決断を下すしかない。これは単に正しいかどうかや良し悪しの問題ではなく、存在と本質に関する問題であるためだ。>
韓国は今、自由民主主義国家としての存在と本質に関する問題に直面した。敵が核ミサイルを実戦配備したのに、われわれは防御網がなく、敵の核武装を助けた利敵勢力が政治とメディアの主導権を掌握しているという事実よりもっとぞっとする状況はない。ぞっとする状況にはゾッとする決断を下してこそ生存できる。決断を避ける瞬間、国は消滅するか協會化される。
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昨年2月、核関連のセミナーで、金熙相韓国安保問題研究所の理事長はこう言った。
“北韓の核は韓半島の自由と平和の終末を意味する。これまで、われわれは言葉では北韓の核脅威を強調しながらも実質的には‛米国の核の傘’があるから‛まさか’という慢心と、いざ対処するには現実的な負担が大きすぎるから、北韓も結局は核を放棄するしかないという漠然とした期待を前提として国家安保態勢を発展させてきたといっても過言ではない。北韓の核は、南と北の軍事力均衡を一挙に崩壊させ、韓半島の自由民主統一を事実上不可能にする一方、韓国はあっという間に戦略的ピグミーになって戦争か降伏か、と限りなく苛まされながら徐々に韓半島赤化への道に追い込まれるようにする可能性が高い理由は、いかなる形の統一であれ究極的には軍事統合で決着されることであるためだ。このままでは、北韓の核廃棄どころか既成事実化する可能性がもっと高いと思われる。北韓の核廃棄のためのここ20年間の国際的な努力は、惨澹たる失敗で終わりつつあるのだ。
中国やロシアのような国の核ならともかく、われわれに対する北韓の核脅威は‛米国の核の傘’でカバーできない部分があまりにも大きい。現在、北韓が米本土を脅かせるICBMをテストしている状況で、米国が果たしてワシントンへの報復を覚悟してでも北韓を膺懲しようとするのか、特に、北韓が米国のそのような断固たる膺懲意志を信じてこそ抑制効果があるはずなのに‛プエブロ号事件’以降、米国を張り子の虎として見ている北韓が‛米国のそういう断固たる意志を信じるだろうか’も疑問だ。
www.chogabje.ccom2015-04-08 17:29