セウォル号遺族への補償金に異議あり
セウォル号遺族への賠償や補償金の基準を見て
4月1日の言論報道によれば、政府がセウォル号遺族への賠償や補償金の基準を策定して発表した。ところで、政府や国民は果たして6.25戦争参戦勇士とベトナム戦争に参戦した国家有功者たちの死亡者の遺族と負傷した軍人たちが受ける補償金額を知っているのか。
また、6.25戦争とベトナム戦争に参戦しながら、補償金どころかその名誉すら認められていない戦没将兵の遺族と未亡人がどれほど多いのかが分かっているのか。
国家の危急状況で“この一身を国家のために”というスローガンでどれほど多くの若者が負傷し戦死したのか、そして国家はそういう方々にどれほどの補償をしたのか知っているのか。
高齢の6.25戦争参戦者、ベトナム参戦者の多くが、生涯適切な治療も受けられず、病魔と闘いながら月180,000ウォンの国家からの慰労金では生活ができず、近所の廃棄物などを拾って、それを売ってかろうじて暮らしている場合が多い。
ほとんど何の恵沢もない、形だけの国家有功者証を発給し、満65歳以上にだけ参戦名誉手当として、昨年に1万ウォン引き上げられ、今は月180,000ウォンを受けている。これが国家のために命を捧げた方々に対する政府の礼遇だ。
このような現実なのに、修学旅行の途中船が沈没した海難事故で死亡した学生たちの遺族に数億から10億という金額が補償金として支払われるなら、参戦者たちが悲哀を感じるのは当然で、ソウルを火の海にすると脅し核挑発をする北傀に立ち向かって誰が国のために献身すると出るだろうか。
国家のために戦って散華した者よりも遊びや遠足に行く途中死亡すればもっと多くの補償金が与えられるなら、誰も国のために絶対に犠牲になろうとしない。
政治家たちは長い目で今からでも国家有功者に対する補償金の算定方式を直し国家有功者に対する待遇を先に考慮した後、一般犠牲者に対する補償金を議論しなければならない。
国民の血税が浪費される状況だから、国家有功者の遺族だけが国家の財政を気にする必要がないということだ。声をあげて大統領を非難し、激しくデモをしながら参戦有功者特別法を要求したらやってくれるだろうか。
今まで沈黙し国家の安危を心配していた参戦有功者たちが馬鹿なら、これからでも立ち上がって国家有功者の遺族たちが団結して政府を糾弾し、積極的に声を上げて行くべきか。
声の大きい者らに餅をもっと与える国会と為政者たちを動かして、これまで冷や飯を食われた参戦有功者たちの地位と名誉を回復するためには、両団体が心を結集して対策を立てねばならない。
兵役逃れの奴らが事情も分からず制定した法のようだから、戦争を経験し負傷した人々が法律を制定するのがましではないだろうか。
www.systemclub.co.kr 2015-04-05 10:04