捨て鉢の悪党の最後のあがき
政治屋たちが騒ぐ‘南北関係の改善’は、金正恩の回生と韓国の人質化を意味する。
金成昱(社)韓国自由連合代表
(2014.10. 6)
1.從北•親北勢力はもちろん、汝矣島の政治屋たちが口を揃えて騒ぐいわゆる‘南北関係の改善’は不可能だ。
黄炳瑞などの10月4日の仁川奇襲訪問を通じて、第2回南北高位級接触を10月末か11月初旬、南側が便利な時期にやると言った。いわゆる‘高位級接触’を2回ではなく20回やっても、北側の立場は変わらない。お金と米•肥料、そして赤化統一だけだ。
北韓は昨日まで朴槿恵大統領に対して“青瓦台の悪女、老いぼれの悪女、毒草、歴史にまたとない対決狂女、犬の目、犬の口先、狂犬一匹”云々しながら、“消せ!”と扇動し、今日も“石膏の塊のような頭、毒気のスカート風、醜い政治娼婦、対決狂女”など悪口を浴びせた。朴大統領の核廃棄と人權問題への言及に食い下がったのだ。
10月以降どっと出た北側の声明•論評•主張は、以前の主張と同じ要旨だ。核爆弾と人權問題に対する韓国の絶対沈黙、さらに韓米軍事訓練中止、韓米軍事同盟の解体と‘6•15’や‘10•4宣言’の連邦制実践を要求する内容だ。要するに、北韓が望むいわゆる‘南北関係の改善’は、金正恩回生と韓国の人質化を意味するものだ。
2.同じ主張を繰り返して突然意外の政治ショーをやる理由は北韓の内にある。深刻な国際的孤立と経済破綻、そして金正恩の不安感が加わって起きたものだ。30日以上姿を見せない金正恩の健康異常もこの劇的な決定の一つの理由かも知れない。つまり、金正恩が狂ったのであれ病気であれ孤立が深刻であれ、どちらであれ北韓の内部が深刻な状況であり得るという結論に至る。
北韓はもっと極端に突き進む。黄炳瑞などの訪問は限界に達した悪党の最後の談判、非常識な最後通牒•捨て鉢の崖ぶち戦術の性格が強い。‘5•24措置’の解除をはじめ、韓国が呑めないシステムの解体を強いてくるはずだ。2次、3次、4次高位級会談が決裂する頃には“我々の誠意を無視した”韓国に対していわゆる‘無慈悲な膺懲(?)’が始まるかも知れない。
北韓は2010年、韓国に対していわゆる‘聖戦’を4回も宣布し、天安艦爆沈と延坪島攻撃に出た。聖戦という表現は分断以来初めて使われた。昨今の非日常的な北韓の行動も‘銃’挑発の前の‘言葉’挑発、挑発名分の蓄積であり得るとのだ。
恐喝と脅迫に屈して北韓にお金を渡して済ませるわけにはいかない。破局に追い込まれた金正恩政権は、韓国に核爆弾と人權問題への沈黙、韓米軍事訓練中止、韓米同盟の解体、6•15と10•4宣言の連邦制実践など盲従を要求する。裏返せば、邪惡に盲従できない韓国には終わりに追込まれた金正恩政権を片付けられる絶好のチャンスも来るわけだ。
3.平壌政権は破局に追込まれた。われわれが地図ではなく羅針盤を持って原則さえ守れば大当たりの統一も夢ではない。驕慢な顔で仁川にきた黄炳瑞、崔龍海、金養建などはただ怯えている亡国の宦官たちに過ぎない。
http://libertyherald.co.kr2014-10-0511:02