「救う会」会長を辞任に当たって

佐藤勝巳

(2008. 8. 5)

 

 突然ですが、私は、08年7月3日を持って「救う会」全国協議会の会長を辞任することになりました。

 皆さんに過去10年余、色々な形でご協力、ご支援を頂いて参りましたが、ここに厚く御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。

 私は今まで、国民の皆さんに、拉致救出運動への参加を繰り返し訴えてきました。そして、たくさんの方々にご参加をいただき、今日に至りました。

 この運動の提唱者が、運動を離れるのには勿論わけがあります。今、私がその理由を公表すると、どのようなリアクションが起きるのか予測できません。

 国益を損なう事態にもなりかねません。だが、反対に、真相隠蔽に手を貸す「裏切り者」になる可能性も秘めています。発言の影響が誰にも予測が出来ないとき、発言は慎重にならなければならないと決断しました。

 他方、真相を語らずして「救う会」を去るのは「敵前逃亡」だという批判が届いています。逆に、今、ものを言っても佐藤が傷つくだけだ。発言を控えた方がよい、という声も寄せられています。いずれも私のことを考えてのご助言、身にしみて感謝しています。

 齢80、益々体を鍛え、悪魔金正日政権に対して、今後も心ある皆さんと共に拉致が解決を見るまで戦っていくことを改めて表明致します。

 今後とも宜しくお願いします。

更新日:2022年6月24日