「拉致被害者を救出するぞ!国民大集会IN熊本」集会の案内

佐藤勝巳

(2008. 3.28)

 

 熊本市で来る3月29日(土)午後1時から市内中心街にある「ホテル日航熊本」5階「阿蘇の間」(1200名収容)で、主催・救う会熊本・救う会全国協議会・共催・熊本県、後援・拉致議連、拉致対策本部・外務省などで「拉致被害者を救出するぞ!国民大集会IN熊本」が開催される(入場料無料)

 発言者は、内閣総理大臣・拉致担当補佐官・中山恭子、拉致議連・平沼赳夫、家族会代表・飯塚繁雄、救う会全国協議会会長・佐藤勝巳の4名。

 家族会から・斉藤文代(松木薫さんの姉)、平野フミ(増元るみさんの姉)、市川健一・龍子(市川修一さんの兄夫婦)が救出を訴える。

 

 上記集会は、昨年6月和歌山集会、9月山口集会の延長線上に計画されてきた主催「救う会」、共催・県(地方自治体)、後援・国(拉致対策本部・外務省など)の3者共同集会である。

 本年度4月からは、主催・国・県・「救う会」、後援・拉致議連、外務省と変わった(3月16日救う会全国協議会幹事会で承認)。

 私は救う会全国協議会会長として、3月25日熊本集会打ち合わせのため熊本入りした。 まず、地元:県議連の先生方のご努力で知事を表敬訪問し、共催の御礼を述べるとともに、多くの熊本県民の集会参加をお願いした。

 次に、関係諸機関に動員協力を要請したあと、県庁内で地元報道機関に対して、県の国際課長、救う会熊本の役員、全国協議会の3者とで共同記者会意見を行った。

 終了と同時に別室に移り、総合司会者出席のもとで、救う会熊本と関係団体との式次第などの綿密な打ち合わせが行われた。

 その後集会場となるホテルに移動し、集会場現場で会場責任者・音響責任者との打ち合わせ、受け付けの位置、来賓控え室の確認、ビデオ放映の位置の確認などを行った。この間加納会長と行動を共にしたが、加納会長の携帯電話は市民からの問い合わせや、県庁との打ち合わせ、役員間の連絡等々で、数分おきになりっぱなしである。傍にいて緊張がひしひしと伝わってくる。

 夕方5時30分からは救う会熊本の役員を中心に集会当日のパネルディスカッションの司会者を交えて討論内容を詰め、最終案が確認された。佐藤のほうから、熊本集会はどういう国際・国内情勢のもとで開催されるかを述べたあと、食事を取りながら質疑に応えていたが、帰りの時間が迫ったため途中で退席して、8過ぎの羽田行き最終便に乗って帰ってきた。

 救う会熊本と熊本県庁の関係は極めて親密であり、友好的であることが強く印象に残った。

 加納会長は「和歌山集会の会場は体育館で会場費は安かったが、音響設備、椅子の出し入れなどで結構費用を要した。市内中心部のホテルの会場費は高いが、交通の便がよく、その上音響設備も椅子も会場使用料に含まれ、結局、和歌山より高くはならなかった」といっていた。熊本救う会は、和歌山集会の経験から学び、熊本集会では自治体と「救う会」との関係をより強めた実践が作り出されていた。拉致救出の国民運動のあるべき姿が徐々に形を見せつつある。

 われわれが戦わなければ、拉致救出など実現するはずがない。熊本にその姿を見た。

 

 現在、新しい国・自治体・救う会主催の集会は、福島(6月8日)、盛岡(6月21日)、愛媛(7月予定)、富山(8月24日)と「国民大集会」の準備が進められている。

 なお、4月27日、日比谷公会堂での午後2時から「金正日はすべての拉致被害者をすぐ返せ、―制裁強化・国際連帯で拉致被害者救出を―」をテーマに開催される「国民大集会」の主催団体は、救う会・家族会・拉致議連の3団体で、後援団体はない。

 首都圏の皆さん、4月27日の日比谷公会堂の国民大集会にご参加お願いいたします。

更新日:2022年6月24日